書道の道具選び方とポイントのご紹介

「書道を始めたいけれど、何を用意すればいいの?」
「子どもが書道を習いたいと言っているけれど、道具はどれを揃えればいいの?」
「費用はどのくらいかかるの?高い道具と安い道具の違いって何?」
書道を始めるにあたって、こうした疑問を持つ方は少なくありません。
実は、書道は道具選び次第で練習のしやすさや上達スピードが大きく変わる習い事です。
この記事では、これから書道を始めたいと考えている方に向けて、揃えるべき道具の基本や選び方のポイントをご紹介します。

道具に必要な基本の道具
書道を始めるために必要なアイテムは以下の通りです。
- 筆(大筆、小筆)
 - 墨(墨液、墨棒)
 - 硯
 - 半紙
 - 文鎮
 - 下敷き
 
セット購入、個別購入はどちらが良い?
市販されている「書道セット」は、初心者にとって手軽で便利な反面、品質にばらつきがあります。
特に筆や硯は、長く使うなら少し良いものを選んだ方が上達もスムーズです。
- お子様:まずは、セット購入でOK。習い始めてから買い替えを検討してください。
 - 大人の方:筆や硯は、道具を個別で揃えるのがおすすめです。初めは、セット購入も良いです。
 
書道筆の選び方
書道筆には主に「羊毛筆」「馬毛筆」「混毛筆」の3種類があり、それぞれ毛の質や筆のコシ(しなやかさ・反発力)に違いがあります。用途やレベルに応じて最適な筆を選ぶことが、書の上達につながります。
筆を選ぶときのポイントとしては
用途に合わせたサイズ選び:半紙用なら中筆が一般的。小筆は細字・名前書き用に適しています。
筆先のまとまりを見る:購入時は筆先の形が整っているかチェックしましょう。
できれば試し書き:可能なら、実際に筆を動かしてみて感触を確認するのが理想です。
羊毛筆(ようもうふで)
- 特徴:柔らかく、墨含みが良い
 - メリット:ゆったりとした運筆が可能で、長く書き続けられる
 - デメリット:穂先のコントロールが難しく、線がぶれやすい
 - おすすめ度:中〜上級者向け
 
馬毛筆(ばもうふで)
- 特徴:硬めでコシが強く、弾力のある書き味
 - メリット:細かい文字や力強い線が書ける
 - デメリット:墨含みがやや少なめ
 - おすすめ度:やや経験者向け
 
混毛筆(こんもうふで)
- 特徴:羊毛と馬毛をバランスよく混ぜた筆
 - メリット:コシと柔らかさのバランスが良く、扱いやすい
 - 初心者に最適! 最初の1本にはこのタイプがおすすめです
 
書道の道具の料金目安
| 用具名 | 初心者目安 価格帯 | 経験者目安 価格帯 | 
|---|---|---|
| 筆(中筆) | 800円〜3,000円 | 3,000円〜10,000円以上 | 
| 小筆 | 500円〜2,000円 | 2,000円〜5,000円 | 
| 硯 | 1,000円〜5,000円 | 5,000円〜30,000円以上 | 
| 墨 | 固形:500円〜 墨汁:300円〜1,000円  | 固形:2,000円〜10,000円 墨汁:1,000円〜5,000円  | 
| 下敷き | 500円〜1,500円 | 1,000円〜3,000円 | 
| 文鎮 | 500円〜1,500円 | 1,000円〜3,000円 | 
| 半紙 | 100枚:300円〜1,000円 | 練習用:500円〜 清書用:1,000円〜3,000円  | 
初心者用セット:3,000円〜6,000円
※文具店や通販で「書道セット」として販売されています。
最初は、書道セットの購入をおすすめします。
はじめのうちは、基本的な道具が揃っているセットで十分です。練習を重ねるうちに、自分に合う道具やこだわりが出てくると思いますので、そのタイミングで必要に応じて筆や硯などを個別に買い替えていくと良いでしょう。
特に筆は、選ぶものによって文字の表情が大きく変わります。
ご自身の書きたい書体や書き心地に合わせて、少しずつ自分に合った一本を見つけていきましょう。
まとめ
書道の道具は、安くても揃えることは可能ですが、上達やモチベーションを考えると、ある程度の質は大切です。
まずは気軽に始めて、慣れてきたら自分に合った道具を揃えていくのもおすすめです。
裕虹書道教室では、初心者の方にもわかりやすく道具の選び方をサポートしております。
無料体験もご用意しておりますので、まずはお気軽にご相談ください。
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