大人の女性に人気の習い事、なぜ今「書道」?その理由と始め方

最近、大人も新たに習い事を始める方が増えています。
かつてのように「仕事中心」のライフスタイルから、「自分の時間」や「心の充実」を大切にする大人の方が、男女問わず増えているようです。
「仕事以外に目標を持ちたい」「将来に向けて趣味を見つけたい」「自分だけの時間を楽しみたい」
そんな思いから、大人の習い事は大きな注目を集めています。
なかでも、人気が高まっているのが「書道」です。
書道には段級位制度があり、定期的に成果を確認できるため、目標が立てやすい習い事として人気があります。
【大人になって始めたい習い事ランキング】
1位:楽器
2位:英会話
3位:料理
4位:ダンス
5位:ヨガ・ピラティス
6位:パソコン
7位:書道
8位:球技
9位:華道
10位:武道
※引用:BizHits
書道は「子どもの習い事」というイメージを持たれがちですが、実は近年、大人の女性を中心に人気が高まっている習い事のひとつです。
文字が上手になるだけでなく、「精神的なリフレッシュ」や「集中力の向上」など、書道には多くの魅力があります。
今回は、大人にこそおすすめしたい書道のメリットについてご紹介していきます。
子供が習字を習うメリットについて▼

\ LINEで登録/
大人の書道のメリットとは
書道を習う理由として、「美しい文字を書けるようになりたい」と思う方は多いでしょう。
しかし、書道の魅力はそれだけではありません。
日常生活の中でも、さまざまな効果やメリットを得ることができます。
今回は、書道を学ぶことで得られる嬉しい効果についてご紹介します。
美しい文字が書けるようになる
正しい筆使いやバランスを学ぶことで、冠婚葬祭や年賀状、手紙など、手書きが必要な場面で自信を持って美しい字を書けるようになります。
冠婚葬祭や子供の学校行事で芳名帳に名前を書くとき、「きれいな字ですね」と褒められることが増え、自信に繋がります。
集中力が身につく
一文字一文字に意識を集中するため、自然と集中力が鍛えられます。
日常生活や仕事にも良い影響を与える効果が期待できます。
現代では、スマートフォンや動画などの娯楽が身近に溢れており、ひとつのことに集中する機会が少なくなっています。その影響で、集中力の低下を感じている方も多いのではないでしょうか。
書道は、一文字一文字を丁寧に美しく書くことに集中するため、自然と集中力が養われます。
静かな環境で心を落ち着けて文字と向き合うことで、日常では得にくい「集中する時間」を持つことができます。
心身のリラックス・ストレス解消
墨の香りや静かな環境の中で書に向き合うことで、心が落ち着き、日々のストレス解消やリフレッシュ効果が得られます。
何よりも、自分の字が美しく書けたときの達成感は格別です。
ストレス解消を超えて、心が満たされるような充実感を味わえることでしょう。
新しい仲間・コミュニティが深まる
書道教室を通じて、年齢や職業を超えた新しい交流や仲間づくりができます。
同じ趣味を持つ人と作品を見せ合い、刺激を受け合うことも魅力です。
書道教室や作品展などのイベントを通じて、新たな交流が生まれます。
仕事とは異なるつながりや仲間との出会いが、人生に豊かさと充実感をもたらしてくれるでしょう。
感性・表現力が磨かれる
墨の濃淡や線の強弱、余白の美しさなど、繊細な表現を追求することで、芸術的な感性や創造力が養われます。
自分の作品をSNSや作品展で発表し、第三者からの反応をもらう楽しみも。
脳の活性化・自己成長
手を使って文字を書くことで脳が活性化し、記憶力や思考力の維持、創造力の向上にもつながります。
新しいことに挑戦したり、「文字をきれいに書きたい」という意識を持って実際に行動することは、脳の活性化につながります。
自分と向き合う時間が持てる
書道は自分自身と静かに向き合う時間を作り、日常の忙しさから離れて心を整えるきっかけになります。
仕事や家事、育児に追われる中でも、書道の時間を作ることで「自分だけの趣味の時間」を確保でき、日々のリフレッシュになります。
また、家事の合間や夜のひととき、静かな部屋で墨をすり、筆を持つことで心が落ち着き、ストレス解消になります。
姿勢改善・体力向上
正しい姿勢で筆を持つため、自然と姿勢が良くなり、大きな作品制作では体力や持久力も養われます。
姿勢が良くなることで、肩こりや頭痛の緩和につながる可能性もあります。
自信や達成感が得られる
練習や作品制作を通じて上達を実感できるため、自分に自信がつき、完成した作品から大きな達成感を味わえます。
完成した作品を段級位制度に沿って提出し、昇段することで他者に認められたという実感が得られ、自信にもつながります。
\ LINEで連絡するだけ /
書道の基礎知識
書道と習字の違い

「書道」と「習字」、どちらも“字を書く”ことには違いありませんが、その目的や捉え方には大きな違いがあります。
習字は、正しく美しい文字を書くための「練習」を中心とした学びです。
文字の形、筆順、バランスなどを丁寧に覚え、日常生活でも読みやすくきれいな字を書くことを目的としています。
特に小学校の授業や子ども向け教室などで学ぶ機会が多く、「基礎を身につけるための学習」と言えるでしょう。
書道は、単に字を美しく書くだけではなく、書を通じて自己表現や芸術性を追求するものです。
筆の動きや余白の使い方、墨の濃淡までに意味を持たせ、自分の感情や美意識を作品に込めます。
書は“道”という字がつくように、奥深く、生涯を通して探求し続ける芸術の一つでもあるのです。
習字は「正しく書く技術の学び」
書道は「心を表現する芸術」
と考えると違いがわかりやすいでしょう。
どちらも文字と向き合うことで心が整い、集中力や感性が育まれる素晴らしい学びです。
初心者の方は、まずは習字で基本を学び、徐々に書道として深めていくことで、より豊かな世界が広がっていきます。
書道・習字の流派の特徴
書道の流派は、伝統的なものから現代的な団体まで多岐にわたり、ざっと100以上あると言われています。
流派が多い分、それぞれに特徴や魅力があり、学ぶ側の目的や好みに合わせて選択できるの書道の面白さでもあります。日本で代表的な団体についてご紹介します。
日本習字教育財団(日本習字)
- 「正しい美しい愛の習字」が理念。
- 書写教育に重点を置いており、学校教育と連携しやすい。
- 段級位制度があり、初心者から師範まで段階的に学べる。
- 子どもから大人まで幅広い年齢層が学べる書道団体。
日本書道教育学会(日本書道学会)
- 書道を「教育」として重視し、実用書道に力を入れている。
- 社会人向け・趣味の書道としても広がりがある。
- 明確な手本と段位制度があり、学びやすい。
書道芸術院
- 芸術書道を重視し、創作や現代書の分野にも力を入れる。
- 古典を重んじながらも、自由な表現も評価される。
- 毎年展覧会などを実施し、作家志向の人に人気。
毎日書道会
- 書道界最大規模の「毎日書道展」を主催。
- 多くのプロ書家が所属しており、芸術性の高い作品が中心。
- 競技書道的な一面もあり、書道家としてのキャリア構築に向いている。
読売書法会
- 「読売書法展」を開催。
- 古典重視の流れと現代書の両立を図っている。
- 書家や書道教育者が多く参加しており、権威ある団体。
書壇院
- 創作活動と伝統的な古典の研究の両立を理念とする。
- 競書誌の発行や展覧会も盛ん。
- 特に漢字・仮名・篆刻の技術的研鑽に力を入れている。
学べる主な書体は?
初心者は「楷書」から始めることが多く、慣れてくると「行書」や「草書」に挑戦することが一般的です。
楷書(かいしょ)
- 特徴:最も基本的で読みやすい書体。筆画がはっきりしていて、各線が明確に区別される。
- 用途:学校の教科書や公式文書、初心者が最初に学ぶ書体。
- 学ぶメリット:文字の基本的な形や筆使いが身につく。
行書(ぎょうしょ)
- 特徴:楷書よりもやや崩した書体で、スムーズに書けるように工夫されている。読みやすさと筆の流れを両立。
- 用途:手紙や日常的な筆記に使われることが多い。
- 学ぶメリット:筆の動きやスピード感を学べ、実用的。
草書(そうしょ)
- 特徴:非常に崩した書体で、筆の動きが連続的で自由。美術的要素が強い。
- 用途:芸術作品や装飾的な文字として用いられる。
- 学ぶメリット:筆の運びの感覚や表現力を高めることができる。
篆書(てんしょ)
- 特徴:古代の甲骨文字や青銅器に見られる、角ばっていて装飾的な文字。
- 用途:印鑑やタイトル文字などで使われることが多い。
- 学ぶメリット:書道の歴史的なルーツや文字の成り立ちを理解できる。
隷書(れいしょ)
- 特徴:漢代に発展した書体で、筆画の端に独特のはねや波打ちがある。
- 用途:古典的な碑文や装飾に使われる。
- 学ぶメリット:独特の筆遣いや文字のリズム感を学べる。
大人の書道教室の特徴
大人の書道教室は、子供向けと異なる独自の特徴や魅力があります。
目的が明確な生徒が多い
大人の生徒は「美しい字を書きたい」「心を落ち着けたい」「集中力を高めたい」「趣味として始めたい」「教養を深めたい」など、明確な目的を持っていることが多く、それに合わせた個別対応がしやすいのが特徴です。
段級取得や作品制作など、目標を持ちやすい
日本習字や他の流派では、段級位制があるため、定期的に目標を持ちながら学べる仕組みがあります。また、作品展やコンテストに向けた創作もモチベーションになります。
落ち着いた空間での学び
大人向けの教室では、静かで集中しやすい環境が整えられており、日常を離れて自分と向き合う時間として通う方も多いです。
ペースに合わせた個別指導
仕事や家事など忙しい中でも通えるよう、柔軟なスケジュールやオンライン添削などを取り入れている教室が多く、生徒のペースに合わせて丁寧に指導してもらえます。
実生活で役立つスキル
祝儀袋・年賀状・お礼状など、手書きの文字が必要な場面において、綺麗な字を書けることは大人のマナーや品格として評価されます。
趣味から副業・指導者への道も
趣味として始めた書道をきっかけに、師範資格取得や教室開講を目指す方もいます。年齢に関係なくスキルアップできる習い事です。
書道教室の選び方ポイント
書道教室には「通学型」「添削型」「オンラインレッスン型」といった受講方法があり、生活スタイルや目的に応じて選ぶのが大切です。まずは体験レッスンや無料添削などを活用し、自分に合った方法で楽しく続けられる環境を選びましょう。
裕虹書道教室オンライン詳細はこちら▼

教室での対面指導
特徴
- 先生から直接指導を受けられる
- 姿勢や筆の持ち方など細かい所作も指導可能
- 同じ目標を持つ仲間と出会える
こんな人におすすめ
- 基礎からしっかり習いたい方
- 対面でのフィードバックを重視する方
- 習慣として通いたい方
通信添削型(郵送またはLINEなどのオンライン添削)
特徴
- 自宅で好きな時間に書ける
- 作品を送って添削してもらう(郵送/LINE/メール)
- 教室に通う必要がない
こんな人におすすめ
- 忙しくて通学が難しい方
- マイペースに進めたい方
- 遠方に住んでいるが特定の先生に習いたい方
オンラインレッスン型(Zoomなどのビデオ通話でリアルタイム指導)
特徴
- 自宅にいながらリアルタイムで先生に見てもらえる
- 姿勢や筆使いの指導もある程度可能
- 双方向のやりとりができる
こんな人におすすめ
- リアルタイムで指導を受けたいけど通学が難しい方
- 一人だとモチベーションが保ちにくい方
まとめ
書道は、他の習い事と比べて比較的始めやすく、費用も抑えられる点が魅力です。
最近では、対面指導に加えてオンラインレッスンも普及しており、時間や場所に縛られず、自分のペースで学べるのも大きなメリットです。
また、段級制度があるため目標を持ちやすく、モチベーションを保ちながら継続しやすいのも特徴の一つです。
書道教室を選ぶ際は、ご自身の生活スタイルに合った受講方法(オンラインか対面か)、先生との相性、継続しやすい料金体系かどうか、段級制度の有無などを確認すると良いでしょう。
まずは一歩を踏み出してみることが大切ですが、長く続けられる環境であるかどうかを見極めた上で、ご自身にぴったりの書道教室を選んでください。
\ 無料体験とLINEで送るだけ /